第27話

@27
1,946
2020/11/11 10:37


当たり前に戻った平凡な日々






それが凄く幸せな事だと気づいたんだ








今日は久しぶりに大学へ向かう、汐恩も翔也くんとかELITEFourのメンバーと遊ぶらしい








…拓実いるかな








最近バイトしかして無かったから会えていなかった








拓実がいつも居たのは確か…



you
you
…やっぱり居た



私の大学には小さな古い小屋がある







なんでこんな古いところが好きなのかは知らないけど







拓実はいつも安心するから、とここに居た








ピンクの髪をフワッとなびかせ振り向いた拓実







拓実
拓実
…あなた?
you
you
久しぶり、拓実
拓実
拓実
ほんとに、なんで来なかったんだよ
拓実
拓実
…心配した



久しぶりに見た拓実は目線を床に下ろしていて








とても小さく見えた








拓実は素直に言葉を話してくれるから安心するんだ





拓実
拓実
汐恩さんとは、上手くいった?
you
you
えっ…?
拓実
拓実
好きなんでしょ?
拓実
拓実
ずっと隣にいた
俺の目は誤魔化せないからな?笑



そう笑った笑顔はどこか寂しげだった








わたしは思わず拓実のサラッとした髪を撫でる








気持ち良さそうに目を細めた拓実はそのまま目を閉じた








そして何かを堪えるように顔をしかめ








頭に乗っていた私の手を握り







そのまま手をぐっと引っ張られ拓実の胸に収まってしまった












you
you
…拓実、?


さらに抱きしめられていた力を強められる








少しして拓実は小さく小さく呟くように話し始めた



拓実
拓実
俺さ、ずっとあなたの事好きだったんだよ
拓実
拓実
当たり前のように隣にいて
拓実
拓実
笑顔を見せてくれて…





拓実はゆっくり手を緩め視線を絡めた








拓実
拓実
ねぇ、俺じゃダメ?





そのまま頭を引き寄せられ唇が触れた____








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈NEXT


🧐🧐🧐
最近お話しが思いつかない…

プリ小説オーディオドラマ