当たり前に戻った平凡な日々
それが凄く幸せな事だと気づいたんだ
今日は久しぶりに大学へ向かう、汐恩も翔也くんとかELITEFourのメンバーと遊ぶらしい
…拓実いるかな
最近バイトしかして無かったから会えていなかった
拓実がいつも居たのは確か…
私の大学には小さな古い小屋がある
なんでこんな古いところが好きなのかは知らないけど
拓実はいつも安心するから、とここに居た
ピンクの髪をフワッとなびかせ振り向いた拓実
久しぶりに見た拓実は目線を床に下ろしていて
とても小さく見えた
拓実は素直に言葉を話してくれるから安心するんだ
そう笑った笑顔はどこか寂しげだった
わたしは思わず拓実のサラッとした髪を撫でる
気持ち良さそうに目を細めた拓実はそのまま目を閉じた
そして何かを堪えるように顔をしかめ
頭に乗っていた私の手を握り
そのまま手をぐっと引っ張られ拓実の胸に収まってしまった
さらに抱きしめられていた力を強められる
少しして拓実は小さく小さく呟くように話し始めた
拓実はゆっくり手を緩め視線を絡めた
そのまま頭を引き寄せられ唇が触れた____
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈NEXT
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最近お話しが思いつかない…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。