ふたりとも上はもう何も着ていない状態。
さっき返事がなかったのはなんだったのかな。
そんなこと考えてた。でも
やっぱり恥ずかしい。
隼くんが私の手首をつかんでベッドに押し付ける。
私は頷くことしかできなかった。
隼くんは上から攻めていく。そしてだんだん
下に手が伸びる
慣れた手付きでさっきと同じように脱がしていく
思わず言ってしまった。
そう言いながらベルトをしめる
やっぱりいつもと違う。
そして指が入ってくる
何もかもがはじめての感覚で
力が入らないっ
ばれてた。
やばい、そう思った瞬間指を抜かれる
もう最初から返事なんていらないって感じで
入ってくる。
速まっていくスピード
そして
ふたりでむかえたさいご
息の音と心臓の音しか聞こえない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。