第26話

文化祭①
1,358
2018/08/27 12:45
杏奈
夏恋。ヒノデ高校の、文化祭、一緒に、行かない?
夏恋
いいよ。…また、隼くんに誘われたの?
杏奈
うん。なにか悪い?
夏恋
いや、べつに。
あの時から、隼の話になると険悪になる。
メンディー
おっはよー!ちょっと、ふたりとも、またけんか?やめなよ
杏奈
ちがうから!
夏恋
そうだよ!
メンディー
ぉおう、そっか、なかいいな、やっぱり
そして文化祭当日。










わたしは隼のクラスを探す
杏奈ー
あの日からずっと呼び捨てで呼ばれてる
杏奈
…にあってる。かっこいい。
隼はタキシードを着てた。
ありがと。隣の人、だれ?
杏奈
あぁ、ともだちの、夏恋!
へぇー
そういって、夏恋をみる隼。





なんだかモヤっとした。




 
これが嫉妬、かぁ、。
そっちこそ、隣の人誰?
玲於
はじめまして!佐野、玲於、でーす
杏奈
はじめまして。
そっちから自己紹介をしてくれた。
夏恋
ねぇ、あの髪が赤くて関西弁の人、名前教えて
隼に話しかける。でも目を合わせないし、敬語も使わないし、変。
あぁ、裕太、だけど
裕太
ん?呼んだ?ここ、寄ってく?いま席あいてんねんけど
夏恋
はい…。
夏恋の様子がおかしい…









もしかして、夏恋、
























ひとめぼれ
ねぇ、あのふたりいい感じだから、抜け出しちゃおっか
返事はもちろんOKだった。









あの日からずっと、ふたりは手を繋ぐ。
杏奈
ね、さっきさ、夏恋のことみてたじゃん
うん。みた。
杏奈
…嫉妬した。今度は私からね
キスした。










もうやりかたは隼くんのおかげで慣れた。
杏奈、なんか変わったね
杏奈
しかたないじゃんっ
必死でキスして、上着を脱いだ
…あの教室、だれもいないし、使ってないよ
今度はわたしが隼の上にいる状態。
杏奈
脱がせてほしい?
最初のときみたいに、聞く
…脱がせて。
ふたりは、重なった































玲於
…やっば。
このとき誰かが見ているなんて、知らなかった。
玲於
なんで俺まで顔赤くなってんだし…

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