第37話

遊園地⑨
1,274
2018/08/27 13:12





わたしは玲於くんから話を聞いたあと、


ずっと隼が頭から離れないし、


最初に見たときの記憶とか


会いに来てくれたときの記憶とか


初めて1つになったときの記憶とか


…いろんなことを考えて、気づいたら約束の時間だった。








隼も亜嵐くんとずっと話してたみたいで、


観覧車に乗ることもできなかった。




少し残念だけど、どこかホッとしている自分がいた。









夏恋たちは、仲良く2人で回ってたんだろうなー。













帰りは夏恋と一緒に帰った。


…でも、玲於くんから聞いた話はしなかった。







わかれるとき、隼くんに呼ばれた気がしたけど、






顔を合せたくなかったから、気づかないふりして振り向かなかった。







なんて、言い訳だ。あぁ、おわっちゃうのかな。















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