第6話

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2019/01/14 08:17
その話を聞いたとき、本当に悲しかった


まさか引き受けると思わなかったから


ただ神様が、味方だったのか、敵だったのかよくわかんないけど


俺が、中学1年生になって、君が小学6年生になった夏


君はアメリカへと引っ越した


10年近く、同じ国に留まることは君の家庭でも異例のことらしく、仲良くなった親たちは奇跡だと言っていた


そして、別れる日君が言ったのは




付き合っていた人と色々あって結局別れたよ


また会おうね







その二言だ


また君に会うことができるのならば、絶対に後悔しないと心に決めて


再び君に会ったときに君に告白できる強く、カッコいいい人になろうと努力した


君のおかげで、ここまでカッコよくなった俺が、俺の今があるんだよ








PART 1    終了

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