そらちぃside
「え」
動画が終わったあと誰かが声を漏らした。
それが俺の声だったのか、他のメンバーからだったのか
それとも全員同時だったのかは分からなかった。
ある種の放心状態だった。
不意に頬が濡れた。
華「泣いてんの?!w」
『え?ちょっと……!』
少し遠くであなたと華佳が驚いてる声がする。
『なんでみんな泣くのおお(泣)』
どうやらメンバー全員泣いていたらしい。
華「あなた、もらい泣きしてんじゃんw」
ツ「……あり、が、と!」
みっくんが言う。
リ「大変だったでしょ?ありがとね」
そ「ありがと」
エ「字の出し方、相変わらずだな。」
『ここに来てのダメ出し…w』
エ「でも、ありがとうな」
華「えいちゃんが珍しいw」
リ「確かにw」
エ「なんだと?w」
『せっかく素直だったのにーw』
そ「戻ったねw」
『ってか、いつまでみっくん泣いてんの…w』
ツ「だって……w」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。