第172話

ひゃくななじゅう
845
2019/03/03 09:54



あなたside






東京駅までのタクシーも



新大阪までの新幹線も




ファンミのリハ中も






楽しかった、だけど



4人の表情が硬かった





楽しいはずなのに、心から楽しめないでいた





心の中で4人に心配が積もる。






3時すぎ、ここからは自由行動





ホテルで遅い昼食を食べながら

1時間ほど生配信をすることにした







そ「やっほー」




エ「繋がってる?」




『繋がってるー』





ツ「おーい!笑」




リ「やっほ〜」









成り行きで質問を答えていくことになる






『あなたちゃんが関西弁だから違和感ないって笑』






私がこのコメントを読んだ瞬間


なんとも言えない雰囲気がほんの一瞬流れた




なんだろう。





エ「まあ、そうだよなw」




えいちゃんのこの言葉でまた時が動き出した






“ そういや、なんであなたちゃんは関西弁なの? ”





この質問が流れたあと、コメント欄では




“ たしかに! ”


“ それめっちゃ気になってた! ”


“ 知りたい!! ”





と同意が多かった





正直、私の中でこのコメントを読むか迷った



このことを話すなら
きちんとした動画がいいと思ってたし



まだ私が知らない全貌があるように思えたし




何より、この楽しい雰囲気を壊したくない




その想いがあった。






だけど、コメント欄の同意は大きくなるばかりで



読まないと変な状況になってしまった





4人は気づいてるんかな?



いや、気づいてないわけないか。








内心焦っていたし迷っていた







リ「そういえば、明日来てくれる人何人くらいいるのかな?w」




エ「生配信見てくれてる人の中でってこと?w」





リ「そうそう、なんか気になるじゃんww」




ツ「たしかに、明日来るよーって人ー!ww」





そ「明日来ないけど楽しみにしてるよー!って人ww」





エ「お前、それ聞いたらはーい!ばっかりで何か分かんないじゃんwww」







いきなり始まった会話に頭が追いつかなくて

思考が一時停止した。





いつしか普通のコメント欄に戻ってる







流石やなぁ






体感時間は物凄く長く感じたけど


本当の時間は30秒ほど。




一瞬で次の会話を出せる4人が眩しく見えた。












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『 _cigarette_ 』




更新しました〜よっと!


前回話した通りえいちゃんとの小説です


最初の方は小説ですが、

のちに日常になっていく感じの予定でーす笑




よろしくねー!

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