私が唯一好きな人と関わる時が、もうすぐ、くる……!!
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訳あって不登校になってしまった私。
でも週に一回、放送委員の仕事をするため給食の時間だけ学校に来ている。いや、もしかしたら好きな人に会いたくて来ているのかもしれない。。。。
今日も冷房のない放送室で原稿を読みながら“彼”をまつ。
○○「今日の給食は…(リョウ、まだかな…)」
壁にかけられた時計が、チク タク チク タクと音を鳴らす度に、早く来ないかなと心臓がドドドドと早くなる。
“コンコン 失礼します。”
きた!さっきまで聞こえていた時計の針や空気の音が聞こえなくなり、彼の声に集中するようになった。
リョウ「給食もってきた。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。