購買からカイと戻って来たら、
ユメが机をいわゆる班の形にして待っていた。
俺らのペースが新鮮なのか
少しわくわくしている白野。
理科室から帰るだけで、仲良くなってしまうユメのコミュ力は
やっぱり侮れない。
白野は、ブンブンと首がちぎれそうなほど、
上下に頭を振った。
「もちろん!!」
というような声が、聞こえてくるようだった。
相変わらず、微笑む続ける白野。
シロはメモ帳を広げ、またもや何かを書く。
その時に、ユメに耳打ちをした。
元気には見えるけどな、、、
キャップを閉めたペンを机において、メモ帳を見せるシロ。
それを読んだユメは、
と言って、ぎゅーしてた
カイの上機嫌さに、
思わず笑ってしまった。
From.Strawberry moon🌃
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!