第3話

2:)
190
2018/07/15 04:15
夏崎海(カイ)
夏崎海(カイ)
次、科学かぁ
夏崎海(カイ)
夏崎海(カイ)
ダルいな移動
そう言いながらも、
1番に教室を出るカイ。
確かに理科室は遠いけど、理科室でしか感じられない
あの薬品か何かの、独特な匂いが好きだ。


教科書をトンっと揃えて、
教室を後にしようとしたとき、廊下に挙動不審な影があった。
見ると、転校生「白野冬優華」の姿が。
初めての学校で、理科室の場所がわからないのも無理はない。
隣の席になった使命だと思い、
無口な白野の前で、口を動かした。
斎藤 秋(シュウ)
斎藤 秋(シュウ)
理科室、案内する
我ながら、無愛想な言い方だと後悔したけど、
白野は
嬉しいのか、申し訳なく思っているのか
ぎこちなく"はにかんで"
俺の背中を目印に、ついてきた。








From.Strawberry moon🌃

プリ小説オーディオドラマ