プリ小説

第11話

ユウトの覚悟
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私、我▶藍
俺▶ユウト


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私は上空から二人が再会しているのを見ていた。






殺人ピエロの正体が知り合いなんて悲しいだろうな。










私も殺人ピエロの正体が分かったときは、すぐには殺せなかった。












殺したら、ゾンビにならずに死んでしまうと分かっていたから。










それに、私がまだ分かっていないことがある。














殺人ピエロになる人を決めてるのは誰か。











その事について、調べないといけない。













でも、今日は調べない。












だって、五年前の時にゾンビになり、生き残されている先輩達が来るんだから!










やっと会えるだ…!!










最初から生き残っていたことは知っていたが、会うことは不可能だった。






それが今日叶う……!!






が、会いたくないと思う気持ちも少しある。









殺されてしまうかもしれないからともう一つ。











泣いてしまうかもしれないから。









もちろん、そんな気持ち捨てたよ。









捨てたつもりだったよ…!!











けど、全てを捨てることなんて不可能だったんだ…。











今、確信した。







そうだ!








なら、直接会わなければいいんだ。

















そう、遠くから密かに見守っていることにすれば平気だろう。











その方がいい。









これはしょうがないことだ。











そうして、自分を納得させた。










地上へ降りていた私は上空へ移動した。












そして、しばらくした頃、先輩達が来た……!!







私は遠くから見ていただけなのに、透明なものが目から流れていた。











その時、私は気づいた。













ユウトが壁の隙間に居ることに……。











私はユウトが何をしようとしていたかすぐに分かった。













先輩達を殺そうとしている。













私は急いで地上へ戻ったが、遅かった……。











たった一回の攻撃でもユウトはゾンビを殺すことが出来る。











だから、私はとても焦った。











その一方でユウトは焦らず、一人ずつ殺していっていた。














私はそれを見て、怒りが我慢できなかった。











『ユウトォ!!許さない!!もういい!殺す!殺してやる!』













私はそう言いながら、ユウトに突撃した。













だが、ユウトに止められてしまった。












『何だよそれ!俺の家族や皆を殺しといて、ゾンビを殺したらダメだと?俺はゾンビを殺さないつもりだったよ!けど、上空でこのゾンビらを見てるお前は嬉しそうだった!幸せそうだった!笑顔だった!他のゾンビを見ても、人間を見ても笑顔にならないお前が!だから俺は思ったんだ!このゾンビらは、お前にとって大切な存在なんだとな!だから、ムカついた!殺したいって思ってしまったんだ!その気持ちを止めることなんて出来なかった……!!俺はちゃんと決めてんだ!何もしてないゾンビは殺さないって!このゾンビらは、まだ誰も殺していなかった!なのに…俺は殺してしまった!これじゃあ、あいつらと同じだ!分かってるよ!けど、俺は謝らねえ!』












そう言い終わったユウトの頬には透明なものが止まらず流れていた。









私もそうだった…。











自分を怖いと思うことがあった。











けど、言い訳をして逃げていた。










現実から私は逃げていた。











それに、今も逃げ続けている。






昔の私を見ているみたいだ。















でも、私はユウトを許さない!












許すことは出来ない……!!










私はユウトに少し教えた。








『そんなユウトに特別なことを教えてやろう!我を殺せば、終わるぞ!ゾンビも殺人ピエロも居なくなる。まだ、生きてる人間は多い。でもな、五年後か、もっと遅くか、早くか、また繰り返すことになる。その時は、ユウトが私の立場になることになる。でも、我を殺さなければ、こんなことは繰り返させない!我を殺すかはお前次第だ!我はユウトをを殺す!』










そして、私は地上へと降りた。






ユウトは私を見て、一度下を向いたが、すぐに私を見た。









その時のユウトは覚悟が決まったような表情だった。












そして、ユウトは言ってきた。






『俺もお前を殺す!そして、俺が全部終わらせる!こんなことはもう繰り返させない!』









言い終わると、ユウトが私の方へと向かって来た。













私もユウトの方へと向かって行った。





































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❣kanon❣
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更新が遅くなります。 適当に書いてるけど、良かったら見てくれると嬉しいです!