〜10分後〜
う「ま、こんなもんか。今日は掃除当番が大体綺麗にしてくれてたみてーだしな。」
おっ、これこの前センラが面白いって言ってた本。
暇だし戻ってくるまで読むか。
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ガラガラ…
坂「いんちょー、何かやることありますかー?って、あれ?いないじゃん。奥にいんのかな。」
坂田はうらたを探しに図書室の奥のスペースへ行く。
坂「あ、寝てる…」
そこには、机に伏せて寝ているうらたがいた。
と、坂田は机の上に置いてある本を手に取った。
坂「これ、、志麻くんがセンラさんから教えてもらったって言ってたやつや」
坂田は本をパラ読みしてもとあったであろう棚に戻す。
坂「ん?、」
坂田はうらたとの距離を詰めた。
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あれ…おれ、いつの間に寝てたんだろ。
…というか、なんか、誰かに頭撫でられて…
坂「…あ。」
う「…え、」
目を開けた。
う「うわああああああああああああああ!!」
坂「おわっ!びっくりした!!」
な、なな、ななななな
う「何してんだよ!!」
坂「いや、いんちょーの頭に葉っぱがのってたから。」
う「え、まじか。ってそんなこと聞いてるんじゃなくて!」
坂「ああ、階段が思ったよりも早く終わっちゃって何か手伝えることはないかなーと思って来てみたけど…」
う「こっちもそんな時間かからなかった。で?天月は?」
坂「天ちゃんはそらるさんのとこに行ってます!」
う「まあ、多分そらるさんもすぐ終わったんだろうけどな。」
坂「ですよねー。階段やっぱり2人もいらないっすよ。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。