二階廊下
-まふまふ-
-luz-
ま「とりあえず、普段の掃除時間と同じだよね。」
る「うん、はやく初めてはやく終わろ。最近眠けがとれないんやけど…」
ま「luzくんはいつも眠そうだから他人から見た感じ変わんないよ。」
る「え、つめたいw」
ま「ほら、早くしよ」
黙々と掃除を進める中、ふとまふまふが雑巾を絞る手を止めた。
ま「ねぇ、この状況どう思う?」
る「まあ、掃除時間に掃除するのに放課後また掃除する意味はあるのかって思うよ。」
ま「そういうことじゃないよー、もう、そんなんだから留守番電話とか言われるんだよ?(頭が)」
る「こんな理不尽なことある?」
ま「そういうことじゃなくて」
る「??」
ま「僕がこの委員会に入った理由わかる?」
る「え?掃除がしたかったんじゃなかったの?」
ま「僕がそんな理由でこの委員会に入ると思う?luzくんだって入ったのそんな理由じゃないでしょ?」
る「理由もなにも、まふに強制でこの委員会に入れられたんやけど」
ま「あ、そうだった。」
る「で?理由は?」
ま「よくよくこの委員会のメンバー思い出してみてよ。低身長の可愛い系イケメンうらたさん。それとは反対の高身長のクールな京都弁イケメンセンラさん。ホクロがチャーミングポイントの色気イケメンの志麻さん。笑顔が誰よりも輝いている爽やか系天月くん。ホストで働いてるんじゃないのってほど顔が整ってるluzくん。プラス、ミステリアスで口数は多い方じゃないけどめちゃくちゃ優しいイケメンそらるさん。こんなに顔の偏差値高い委員会ある?絶対いい情報入手して見出し獲得してやる!」←新聞部
る「(まふくんも相当顔整ってると思うんやけどなぁ)」
ま「ねっ!だからこんなチャンス逃すわけにいかないんだよ!
る「う、うん。頑張れ。」
ま「うん!…って!、掃除終了時間もう五分も過ぎてるじゃん!早く片付けて図書館行こ!」
る「あ、まってー!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!