あなた side only
いつもなかなか既読にならない
未読のままのLINEが不安だった
最後に一緒に出かけたのはいつだったっけ
そんなことも思い出せない
そんな貴方が
“ 少 し 、 会 い た い ”
そう言ってくれたから、
午後8時、夜の公園に飛び出した
あなた「…오빠!」
JK「あ、あなた」
あなた「どうしたの?、こんな時間に」
そんなこと、
もう聞かなくても分かってるはずなのに
受け入れたくない自分がいる
JK「あなた…ごめん、」
震えた声で、貴方が言う
JK「俺、、好きな人ができた」
静まり返るその場
自然と涙が溢れてくる
最近、LINEの返事が遅いのは
きっと오빠が忙しいから
そう自分に言い聞かせてた事を後悔する
JK「…ごめんな」
“ もっとちゃんと想いを伝えてれば良かった ”
なんて、
私から離れていく貴方の心が見えているのに
「 会 い た い 」
「 愛 し て る 」
なんて言えるわけないじゃん
あなた「お願いだから、私から離れないで…(泣」
終いには、오빠にすがりついて、泣きだす始末
勝手にずっと一緒だと思ってた
自分が、どうにかなってしまいそうだ
でも
もう、繰り返されることはないんだ
キ ス も 、
愛 も 、
大 好 き だ っ た 貴 方 と の 思 い 出 も
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f r o m .
r e G r e t G i r l さ ん
“ ホ ワ イ ト ア ウ ト ”
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。