あなた side only
ねぇ、ジミン
なんで言うこと聞いてくれないの?
他の子と話しちゃダメって
言ったよね?
それなのに…
今、あなたの隣にいる女は誰?
ジミンが出掛けるっていうから
後をつけて来てみたら
仲良くショッピングなんかしちゃってさㅋㅋ
私、聞いたよね?
“ 誰と行くの? ” って
そしたら、あなたはなんて言ったか覚えてる?
“ ……ジョングクとだよ ”
私を騙したんだね
私はこんなにも貴方を愛しているのに
貴方は私から逃げてばかり…
はぁ、しょうがないな
あれだけ言っても分からないなら
こうするしかないよね…
JM「ただいまー」
よし、今だ
JM「あなた…?
ヴッ 」
次の瞬間、
私は
ジミンの心臓に
ナイフを突き刺した
あなた「ごめんね、ジミン」
prrrrrrrrr prrrrrrrrr
ジミンのスマホ……
あぁ、あの女か
電話に出てみる
はぁ、、、
この人も、殺らなくちゃな…
女「もしもし~? ジミン?」
あなた「…………」
女「彼女さんに、
ちゃんとプレゼント渡したー?」
……え?
女「ちゃんと、手伝ってあげたんだから」
女「今度、なにか奢ってよッ」
ツー ツー
私は、何も考えずに電話を切った
あぁ、今日は
付き合って2年目の記念日だったね
ジミンは、私の事を思ってくれてたんだ
なのに、私は…
勝手に勘違いして
後戻りできないところまで来てしまった
ごめん、、ジミン、、、、
愛してるよ
TV「続いてのニュースです」
TV「昨夜、アパートの一室から」
TV「男女2人の死体が見つかりました」
TV「男性は、ナイフのようなもので刺され、」
TV「女性は自殺したと考えられています」
END
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!