その事件は放課後起こった。
『殺人事件』って言っても
本当に殺されたんじゃなくて
人が殺されたかのように学校が、クラスが
ぐちゃぐちゃになっていて人が倒れてたから
その容疑者はたろちゃんで
みんなは初め信じなかったけど
ある人の演説を聞いたら
たろちゃんだって決めつけて行った
杏樹が演説をした。
言葉巧みに操ってたろちゃんを
犯人に仕立てあげた
でも本当の犯人はわたしは知っているけど
何も言わなかった。それは
それは…。
ー事件が起こる数時間前ー
そう言って私はたろちゃんと別れた。
生徒と教師なんてイケナイよ。って言えなかった。
だってさ何されるかわからないし。
その時の杏樹の目がすっごく怖かったから。
だから頑張って。しか言えなかった
その時無理にでも断ってればいいかなって
思ったけど
断れなかったなぁ…
ー回想一時終了ー
そう言って取締役はおでこを
合わせて熱を測ってきた
取締役は意識してないでやってるのか…
とにかく今はたろちゃんが
助けてくれて良かったかも。
そう言って紙を見るとそこには
女の子用のおもちゃの企画を考える内容だった
私が1番やりたかった仕事。
いや…
ほんとに照れた取締役の行動ヤバすぎです\(//Д//)/
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。