第35話

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2019/01/02 13:55


カーテンの隙間から日が射している。


あ…、朝か。
あなた
あなた
んんー

いつの間にか寝てた…


まあ、まだ…8時…。
あなた
あなた
ゑ!?
あなた
あなた
は、8時ぃ!?

やばい!後2時間…!
あなた
あなた
はやく着替えよ…

昨日選んで貰った服を着て、


寝癖で一杯の髪の毛をなおし、


急いでリビングへ向かった。
あなた
あなた
お、おはよぉ…
華奈
華奈
おはよう!あなた!
羅亥
羅亥
お早う御座います。お嬢様
一真
一真
はよ~

全員に挨拶を済ませ、席に着いた。
あなた
あなた
疲れた笑
華奈
華奈
お疲れ( *・ω・)

華奈は綺麗にお化粧をして、




デートする気満々だった。
あなた
あなた
わお、
華奈
華奈
ん?
あなた
あなた
あ、なんでもない
華奈
華奈
そっか

華奈は鼻歌を歌いながら、朝御飯を待っていた。


一真は少し機嫌が悪そうだったけど、




何かあったのかな?
華奈
華奈
あ、あなたあなた
あなた
あなた
うん?

華奈に、集合場所どこだっけ?って聞かれた。
あなた
あなた
いや覚えとけよ!笑
華奈
華奈
ごめんーw

朝御飯を食べ終えて、いよいよ出発!




じゃあ行こ~と華奈がスキップしながら




集合場所の公園に向かう。
華奈
華奈
楽しみ!
あなた
あなた
ショッピングモール、行くんだっけ?
華奈
華奈
そうだよ!

横から見る華奈は、




まさに恋する女の子だった。
あなた
あなた
じゃ、早めに行きますか
華奈
華奈
うん😆

~公園~

着いた、と思ったら

すぐに梨々香が
梨々香
梨々香
わぁ!あなたと華奈可愛い💕
華奈
華奈
ありがと(о´∀`о)

きゃっきゃっしてて、私は立ち尽くしていた。

まあ、私は無縁な感じだから…。笑
あなた
あなた
テンション高いね
梨々香
梨々香
そりゃ勿論!
梨々香
梨々香
私さ、昔から一人でしか行ったことなかったんだ
華奈
華奈
え、そうなの?


梨々香はぶりっ子…と言われるものを演じていた、らしい。


本当かどうかは知らないけど。
あなた
あなた
あ、三人揃ったね
華奈
華奈
男子おそっ笑
梨々香
梨々香
ほんとね

まあ世間話を続けてたら、全員揃った。
リクヲ
リクヲ
ごめんね、
華奈
華奈
待ってないよ!
あなた
あなた
うん…

居るのは、


* シルク

* ダーマ

* ザカオ

* そらちぃ

* リクヲ
そらちぃ
そらちぃ
他の奴らは都合合わなかったんだよな?
ダーマ
ダーマ
そだな
ダーマ
ダーマ
まあ俺は途中で帰るが
シルク
シルク
まじで?w

学校と変わらず、ふざけたりしながらバスに乗った。


人数多いなぁ、とか思ってたら


リクヲ
リクヲ
大丈夫?酔った?
あなた
あなた
あ、いえ


一人、話し掛けてくれた人が居た。

その他の人達は、ゲームの話やらボケや突っ込み。

リクヲさん…優しいなぁって感じた。

リクヲ
リクヲ
そう?ぼーっとしてたから
あなた
あなた
そうですか?すみません…
リクヲ
リクヲ
いや!大丈夫なら大丈夫!笑

小さく笑うリクヲさんの顔は

可愛いなぁ、と男子には思わないはずの感情を抱かせた。
あなた
あなた
リクヲさんこそ、話に入らないで大丈夫ですか…?
リクヲ
リクヲ
うん…?
リクヲ
リクヲ
あなたちゃんと喋ってた方が楽しー…なんて笑


…勘違いされますよ、リクヲさん…。




って言ったら変な感じに受け取られそうだし、黙っとこう。

あなた
あなた
え、笑
あなた
あなた
そんな可愛い顔で言われても、説得力無い…ですよ

リクヲさんに聞こえないぐらいの大きさで言った。


リクヲさんには聞こえなかったみたいで、ほっとした。




なんでほっとしたのかは分からないけど…。

リクヲ
リクヲ
…ん、?
あなた
あなた
何でもないですよ
リクヲ
リクヲ
そ、そう?

はい、と頷いて車窓に目をやった。
あなた
あなた
…あ
シルク
シルク
どったの?
あなた
あなた
あれじゃないですか…?
ザカオ
ザカオ
ほんとだ!着いた~(о´∀`о)
梨々香
梨々香
次で降りよーぅ

私はリクヲさんの方を見た。




少し寂しそうな顔をしていて、不思議に思った。

あなた
あなた
り、リクヲさん…?
そらちぃ
そらちぃ
りっくーん降りよ

私の声は遮られて、リクヲさんには届かなかった。


後で聞いてみようか…。
華奈
華奈
おっりっよ!

華奈に腕を捕まれながら、バスを降りた。



モールの中に入ると、華奈と梨々香は目を耀かせていた。
ダーマ
ダーマ
目がきらきら
シルク
シルク
んだな笑笑
そらちぃ
そらちぃ
まあ良いんじゃね~

貴方達も、何だかんだ言って楽しそうだけどね…

梨々香
梨々香
よし!

梨々香がそう言うと、両腕を捕まれた。
あなた
あなた
えっ?

理解できていない私に華奈が
華奈
華奈
じゃ、行こうか(*^-^)
あなた
あなた
えぇ!?

連れていかれたのは、服屋さんだった




しかも私はあまり着ないタイプのお店。

あなた
あなた
え?なに?
華奈
華奈
あなたの服選びよ
あなた
あなた
いやいやいやいやいや
梨々香
梨々香
あ!これとかどう?

梨々香が持ってきたのはひらひらのスカート。
華奈
華奈
あなたがこういうの着たとこ見たことなーい

まあ案の定、服と共に試着室へ押し込まれました。
あなた
あなた
…はぁw

普段絶対着ない服を目の前に、ついつい溜め息が出てしまう。




選ばれた服を着て、外に出ると
梨々香
梨々香
めちゃくちゃ似合ってる!
華奈
華奈
うわー女子だーw
あなた
あなた

まあ…毎回恒例!



服はこんな感じ。


足を出すのが慣れていない私。


そこで華奈と梨々香は




私にスカートを着せよう!と昨日から決めていたらしい。
あなた
あなた
寒いって何回言わせんのや!笑

私はちょっぴりキレると関西弁が混ざる。

でも、本気で怒ってないから別に良いかな~程度
華奈
華奈
可愛いよー?
あなた
あなた
はぁぁぁ!もう買ってくるよ!

私は華奈のにやにや顔が嫌になって押しきった。
華奈
華奈
まじで買うとは…
華奈
華奈
砂糖だ
梨々香
梨々香
いつも塩なの?w

なんだこの二人…。



まあ、服は可愛いからいっか。
店員
ありがとうございました
あなた
あなた
はい、

会計をすると華奈達が
華奈
華奈
じゃあ!雑貨屋行こ!
梨々香
梨々香
いいね!

んん…振り回されてばっかだな…。


でも、遊びに行くのが久しぶりすぎて


ちょっと乗り気になってきた私。
あなた
あなた
しゃあないなぁ

時間は沢山ある。


たまになんだから…、


楽しんじゃおうかな?


次回_ショッピングモール②

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