文化祭か…
劇ねぇ…
めんどくさいなぁ
姫→あなた
王子→マサイ
と、なった。
うっ…華奈も応援してる…
そんなこんなで、役決めは終わった。
そういえば…言ってなかったなw
練習っていっても、なにもしてないけど…
何?と聞こうとした時、
影斗と瞬は、生徒達に連れていかれた。
華奈も何人かの生徒に連れていかれてしまった。
それを追いかけるように
私の横を通った梨々香が、
ざまぁみろw
と、言うように
スカートをつまんで歩いて行った。
華奈が…
あれ…?一緒に行ったんじゃないの…?
痛いところを突かれて、何も喋れなかった。
そう言われて、気づいた。
私の背中を一人の男子が
殴ろうとしていたことを。
モトキさんが手で止めているのが分かる。
か、可愛いって…
…そうじゃなくて!
壁ドンみたいになってる…///
その場を生徒が去っていくと、
モトキさんは…
あ…
「俺」から「僕」に戻った…
…余裕がありそうな人。
壁ドンみたいなのしても、
何も気にしてないみたい…
あまり喋ったこともない人に
感謝するの、慣れないとな。
…男子が上目遣いしてるの、
初めて見たかも。
私と行くのが嬉しい…?
なんて、勘違いだよねw
…モトキさんはこう言うけど、
華奈大丈夫かなぁ…
今日もいろんな人に会いそうだな…と思うあなたちゃんでした。
次回_取引
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。