そんなことを考えていると、
夜なんて一睡もできなかった。
ガチャ(扉が開く音)
まあ、寝てないから
関係ないけどw
華奈着替えるのはや…
私は少し目を擦りながら、席についた
そんなこんなで、学校に行きます。
羅衣、付け足し感が凄いなw
運動に関しては華奈には負ける。
華奈は走って行ってしまった。
私が教室に入ろうとすると、
ツリメさんが話しかけてきた。
今思い出したけど…
シルクさんの練習相手しなくちゃじゃね?
とりあえず、第二体育館へ行ってみようかな?
~第二体育館~
ポスッ
シュートしたのだろうか?
誰かがいるのが分かった。
パスとかのじゃないの?
バスケするの疲れるし…
シルクさんって確か…
バスケ上手だったよね?
少し、参考に見てようかな
そう思い、シルクさんを見つめていると…
シルクさんは、ジリジリと距離を縮めてくる。
あと少しで、唇がつきそうな所まで来ると、
唇ではなく、人差し指を当てた。
顔は笑っているのに。
目は、目の奥は真剣で、
シルクさんに吸い込まれてしまいそう。
シルクさんは私の頭を優しく撫でて、
と、言って
またバスケの練習に戻った。
…不思議な人。
練習に満足したらしく、
って。
そろそろ行こうかな?と思い、
小走りで、先に教室に帰る私だった。
その後ろ姿を、
ずっとシルクさんが見ていたのを知らずに_
次回_文化祭
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。