第5話

第5話
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2018/12/07 08:56
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… 。
深夜0時頃…
路地裏に一人の男がいた 。
髪の色は、血みたいに真っ赤で 瞳は黄色 。
年齢は高校生ほどの男だった 。
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つまらない 。
そう呟き、ある1つのものを見下した 。
それは、人間のバラバラ死体だった 。
それを男は、ナイフで何度も何度も突き刺す 。
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終わった?
男の背後からもうひとりの男が歩いてくる 。
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うわぁ…
物凄く刺したね 。 唯の肉片にしか見えないよ 。
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まあな 。
罪人はこの世界に要らない存在だ 。
リツやお前は罪人どもと遊んでいるようにしか思えないがな 。
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当然だよ 。
罪人は遊ぶ為にある存在 。
要するに、玩具だよ 。 君だって、子供の頃とかは玩具で遊んできただろう?
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すぐに壊したけどな 。
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知ってた 。
そう言い、青い髪の男は死体の腕を踏む 。
すぐにバラバラになって肉片になる 。
それをニヤッと笑いながら、踏み続けた。
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さて、そろそろ帰るかァ〜
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???
お前何にもしてねェだろ 。
旧の玩具だって壊れかけてんだろ 。
捕まえなくていいのか?
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ん〜
今、ノートに書いてある罪人が近くにいないんだよねェ…
そう言い、ペラペラとノートを見る 。
だが、あるページで止めた 。
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ん… 結構近い位置に住んでる子みーつけた 。
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そうか 。
だが、そいつここら辺では最強の悪らしいが お前大丈夫なのか?
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最強…ねェ
青い髪の男はニヤリと笑った 。
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いいじゃん、最強 。
遊び甲斐がありそうだよ 。
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意味不明だ 。
赤い髪の男は深い溜息をついた 。
モブ
ぎゃはははははッ!
なぁ、あの街の連中殺されたらしいぞ!
モブC
ぶはッ!!
まじかよ! 草生えるわ!
モブB
これは、大草原不可避ですわ!
笑い声が聞こえてきた 。
それを聞き逃さなかった 。
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みィィつけたァァ!
青い髪の男は笑いながら走っていった 。
それを追いかけるように赤い髪の男も走っていった 。
モブ
暇だしィ、ゲーセン行かねェ?
モブC
ぎゃはは!
ゲーセンしまってるに決まってるだろ〜!
モブB
いや、ドアこじ開けて入ろうぜェ!
モブ
序でに金とかもらって帰ろうぜェ〜
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何を貰って帰るって?
[ モブ達は ]  後ろを振り返る 。
だが、誰もいなかった 。
モブ
気の所為か?
モブB
どうせ風かなんかだろ〜
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ならば、そう思ってるがいい 。
楽に死ねるぞ 。
モブC
誰だ!!
[ モブ達は ] 前を見るが、誰もいない 。
モブC
ッあァ!?
[ モブCが ] 声をあげた 。
モブ
どうした…ッて、おい!!!
[ モブCを ] 見ると、心臓の部分に大きな穴が空いていた 。そこには心臓掴んだ血で染まった手があった。
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綺麗な心臓をしてるねェ〜
臓器売買で高く値がつくぞ〜
モブB
誰だてm
???
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五月蝿いぞ 。
少し黙れ 。
赤い髪の男が [ モブBの ]前にでて 喉元を裂いた 。 避けた喉からは血がドボドボと落ちてきて、舌が伸びている 。その舌を手に持っていたカッターナイフで切った 。
モブ
あ…あッ
[ モブは ] 腰が抜けて、しりもちをついていた 。
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自称最強さん 。
腰なんか抜けちゃって、どうしたの?
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貴様の罪は2つ 。
銀行強盗と、少女を拷問し 死亡させた罪だ 。
モブ
そ…それはッ!
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はいはい、言い訳は聞かない聞かない 。あの子がされたように、僕も拷問して君を殺してあげるよ 。
モブ
嫌だ…ッ  嫌だァァァァa
モブの首筋を思いっきり叩かれた 。
視界がぐらッと揺れる 。
男は地面に倒れた 。
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やはり、自称最強だな 。
自分が一度も負けたことないからそんなこと言えるのか?
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???
知らなーい 。
でも、まあ… 自称最強から 腰抜け自意識過剰さんに変わったね 。
???
???
名前なんか、どうでもいい …
そう言い、その男の足を引っ張り 顔を地面に引き摺りながら闇の中に消えた 。
彼らの通った道には、[ モブの ]引き摺られた血の跡が残っていた 。
それは、あのアジトの道への行き方を示していた 。
だが、好奇心が旺盛なものじゃなければ、あの監獄には近づかないだろう 。
少なくともそう思っていた 。

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