みっくんとは席が離れちゃってる。
ちょっと寂しい。
席が近い女子の会話が明らかに私の事。
あなたside
確かにあの4人のキャラとは違うかもしれないけど、あの人達は私を受け入れてくれてる。
信用してくれてるんだ。
聞こえない様に言ってるつもりだろうけど、
結構聞こえる。嫌でも聞こえる。
無視無視。
あ、近寄ってくる、え、私?!
あなたside
凄く圧がかかってる。
体が迫ってきて、目で訴えてくる。
辛い、逃げたい。
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その日の放課後
なんでこういう時に限って教室に来るかね
今日の朝のことはみっくんは遠くから
見ていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。