一日目。筋力アップのトレーニング
・腹筋100回
・アップ内容2回繰り返し
・体育館20周
・外周5周
二日目シュート精度上げ
・普通シュート80回
・スリーポイントシュート50回
(はずした回数が合わせて20回越えたら外周5周)
三日目 パスの正確度、フェイント上達
・二人組or三人組でパス100回
・一年…フェイント習得
二年…三年と合同でフェイントのかけあい、
私はデジタル得点板を持っていって、セットする。
三鷹くん、芹川くんはゼッケンチーム。
碧未くんはゼッケンなしチーム。
あ、私も入りたいなぁなんて思うけど、抑える(笑)
ボールを高く投げて
最初に取ったのは…
背の高い、三鷹くんではなく。
碧未くんだった。
キュッキュッ
鈍いバッシュの音が響く。
私は一人一人の特徴、些細なことまで全部メモする。
すると。
と、綺麗な半円を描き、ボールはゴールへ。
三鷹くん、スリー上手…
すると何か吹っ切れた様に、物凄いスピードでどんどん抜いていく。
背の高めの先輩がガードするけど。
一度ジャンプし直してガードがいなくなったところでシュート…。
碧未くん、ボールとか人の動きとかよく見てる。
と、芹川くんにボールが渡る。彼は何だろう。
碧未くんはスピード勝負してるけど。
芹川くんは…凄い!フェイント上手い!
なんか性格出てるような…
と、三鷹くんにパス!そしてスリー。
と、あっという間に試合は終わり、
38対42と接戦だった。でも、ゼッケンチーム
つまり芹川くんと三鷹くんチームの勝ち!
そのあとは走ったりトレーニング系をした。
そういえば、今日は楓いないんだった…
あっちは第一体育館で練習って言ってたな…
仕方ない、一人で帰るか。
と体育館を出る。
ペコリとお辞儀して門へ向かう。
音楽…聞いちゃだめだけど、片方ならいいかな?
♪~♪~
さて、帰らんと!
私は門を出て帰ろうと思ったら…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。