第15話

JK
5,808
2019/01/12 22:45
ジョングクs i d e









…今何時だろう。









窓も付いてないし時計もない。









…暇。









体の傷が僕を痛めるだけだ。









テヒョニヒョンは夜まで帰ってこない。









……はずなのに。









ガチャ









ドアの音を聞く同時に僕の体は震え始めた。









……なんで…⁉









今日は仕事なんじゃ…。








テヒョン
テヒョン
……ただいま。









おぃ、ジョングク。…殴らせろ。
ジョングク
ジョングク
…いっ…嫌だっ…!やめて…やめてください…!









僕はベッドの上で後ずさりした。









そんなんで逃げれるはずないのに。









僕の恐怖がまた始まる。









テヒョニヒョンは檻の鍵を外すと、すぐに僕を押し

倒して僕の上にまたがって、胸ぐらを掴まれた。








テヒョン
テヒョン
…俺今むしゃくしゃしてんの。







お前のせいで。
そういうと僕の頬を力強い拳で殴り始めた。









…俺のせい?









…僕は何もやってない。









なんで僕が…殴られなきゃいけないの…。









いくら抵抗したって、テヒョニヒョンには効かなかった。









僕は何回も涙が流れて、息もしづらくて、傷も痛くて痛くて、









そして、傷がまた増えた。








テヒョン
テヒョン
… なんであなたはこいつなんだよ…。











テヒョニヒョンが何かつぶやいた。









…今あなたって…。









…もしかして、僕が閉じ込められてる理由ってそれなの…?









…僕が…あなたヌナと付き合ってるから……?









……嫌だ…あなたヌナは僕のものなんだ。









あなたに何かあったらどうしよう…っ…。



















神様。あなたヌナに何もありませんように…っ。

プリ小説オーディオドラマ