テヒョンside
あなたの家に行った。
…相変わらず可愛かった…。
ジョングクのこと聞かれて、一瞬動揺した。
けど、ちゃんと嘘もついた。
でも、あんな嘘なんてすぐバレるだろうな。
…まぁ、疑われたってどうだっていい。
あいつの居場所はわかるはずない。
宿舎からも、あなたの家からも遠いから。
みんな多分殆ど聞いたことない場所に住んでるから、多分わかんないだろう。
…本当に許せない。
…今日もあなたは”ジョングク” ”ジョングク”って…。
…あなたの頭はあいつのことだけかよ。
すぐにあいつの頭の中を俺だけにしてやる。
…あぁ、ムシャクシャする。
…帰ったらあいつをいじめてやる。
…早くあなたが欲しい。
…俺は本気なんだからな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。