第15話

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2018/11/11 02:02





常磐和ちゃんが転校してきてから、
2週間。













私達は、仲良く、楽しく、過ごしていた。












が、












紫暮
青羅。
青羅
うん?
紫暮
大丈夫?
青羅
…え?





最近、青羅がおかしい気がする。












いつもは、自分から沢山話してくれるのに、





最近は、静かだ。

まるで、人が変わったよう。




常磐和
青羅ちゃん…
元気ないの?
麻緋
なんか最近、
沈んでるよ?




それは、常磐和ちゃんと、麻緋も同じようで。






余計に不安になった。






青羅
…あはは!
大丈夫だよ!
ちょっと、最近疲れ溜まってきちゃった!





青羅はいつも通り笑ったつもりだろうけど、

私には、無理して作っているようにしか見えなかった。












常磐和
青羅ちゃん、大丈夫かな?
麻緋
それな。
今日も、作り笑顔だった。
紫暮
あ、私もそれ思った。
放課後、
運動部の青羅は大会前だから、今日も部活。

文化部は、今日は休みだから、私達3人は教室で青羅を待っていた。




やっぱり、青羅のあの笑顔は、

本当じゃない。


麻緋
青羅はさ、疲れ溜まってきたって言ってた。
紫暮
確かに疲れたような顔してたけど、
それだけじゃない気がする。
常磐和
そ、それだけじゃないって、
どういうこと?
紫暮
うーん、、、
私もよくは分かんないけど…












3人で、ずっと唸ってみても






手がかりとなるようなものは何一つ浮かんでこない。












ねえ。




















………
紫暮
え?!
常磐和
え?!
麻緋
え?!


















誰かいる…!


















…な、なんだよ…。











その人は…















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