第20話

拾壱
58
2018/11/12 10:53
青羅は、大丈夫だろうか。



青羅は強いから




私達を守ってくれる。




強いから




私達を頼らない。












私の気持ちは、


今日


届いただろうか。


青羅は


頼ってくれるだろうか。


頼ってくれたとして


私になにが出来るだろうか。


私は青羅と


共に戦えるだろうか。









そんなことを考えながら



ベッドに入る。




また疲れがたまっているようだ。


最近は楽しくて、


疲れなんて忘れていた。


いや、感じていなかったのだろうか。


わからない。


わからないけど………。












考えるのもままならなくなり、




眠気に身を任せ




瞳を閉じかけたとき。











紫暮
…え?











私の事を











紅い"瞳"が












見つめていた。

















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