夏希は自分の家に案内してくれた。
「ここが私の家」
中はまだ家具もあまり置かれておらず新居という感じだった。
夏希は東京の事を色々を教えてくれた。
職場についてや私の家の近くにあるお店などまだ東京にきて1週間という人にはまるで見えなかった。
夏希は近くのレストランにも連れていってくれて、一緒に昼食も取った。
そして夏希は私に上京祝いとして新しい靴プレゼントしてくれた。
私も返さなきゃと思い一緒にショッピングモールに行こうとしたが夏希はいいよいいよと私を一生懸命引き止めた。
夏希は本当に優しくて、良い人で、私の恩人…
そして気づくと夕方になっていた…
夏希は一緒に家まで来てくれると言ったが私はあまりにも頼りすぎだと思って一人で帰れるから大丈夫と言った。
夏希とわかれた後私は電車で自分の家に向かった。
駅からも近いし、便利もいいしお母さんに選んでもらってよかったかも…笑
そう思いながら初めて見る自分の家に向かった。
母に全て任せていたので行き方と家の間取りしか教えて貰っていなかったので外見は初めて見る。
私は少し迷いながらも自分のマンションらしき場所についた。ふとマンションに目を向けると私は釘付けになった・・・
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。