家に帰るなり 、 まだ報告していなかった 家族に報告した 。
母「すごい!、やるじゃない!ようやくテレビでを見ることが出来るのね!!」
想像はできていたが、母は大はしゃぎだった。
母「連ドラなんでしょ~?ディスク買い足さなきゃ!」
「えっ?!全部録画する気なの?」
母「何言ってるの!そんなの当たり前じゃない!」
そう言いながら、HDDの容量を確認する母。
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母「ところで、どんな有名な子が出るの?そのドラマ!」
母はキラキラ目を輝かせて聞いてきた。
「……太輔くん。」
母「えっ?太輔くんって………えぇ?!あの太輔くん?!」
母は思いっきり目を見開いていた。
「…そうだよ。あの、太輔くんだよ。」
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母「あんたの共演の夢…ついに叶ったのね…すごいじゃないっ!」
母は嬉しそうに笑いながら、私を抱き寄せた。
「あ、ありがとう。/////」
褒められるのに慣れていなくて、なんだか照れくさかった。
(( もっと頑張らなきゃ…… ))
また、 強くそう思った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!