第14話

休む理由
514
2018/12/13 16:49
それから暫くして6月になった
私には姑息ないじめが増えてきた……
あなた

……お腹痛い…休みたい……

私は今日初めて仮病を使ってみることにした…
だが私のアホ……昨日お腹痛いという言葉が嘘だという行動をとっていたのだ……
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あんなにゲームしてたのに?
あなた

うっ……その時は元気で…

増田貴久
増田貴久
…あなた嘘はいけないんじゃない?
小山慶一郎
小山慶一郎
そうだよ!学校行かないと…単位取れなくて卒業出来ないよ?
手越祐也
手越祐也
獣医師の夢も遠ざかっちゃうよ
……みんなは優しさで言ってくれてるって事は分かってた…だけど私は……
あなた

…………本当にお腹が痛いの!!
痛い状態で勉強なんか出来ないよ!!

と怒鳴ってしまう…
すると…あまりの辛さに涙が出てしまう
手越祐也
手越祐也
…………そんな泣くほど痛いのか……
増田貴久
増田貴久
病院でも行ってみたら?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
…うーん……やっぱ普通に腹痛なのかな…?
小山慶一郎
小山慶一郎
…………いいよ今日は寝てな?
そう言って4人は私を布団に入れてくれドアを閉めてくれた……
そして直ぐに ガチャン……カチッと言う音が聞こえた……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
加藤目線
俺らはあなたを置いて学校に行った…
手越祐也
手越祐也
あなたちゃん ちゃんと病院行ってくれるといいんだけど…
増田貴久
増田貴久
……そうだな…
小山慶一郎
小山慶一郎
帰りに近所に新しく出来たスイーツ工房(店名)の苺と桃のケーキ クリーム多めを買ってってあげよ
手越祐也
手越祐也
あぁ!!あれ美味しいよね!!
俺もアニマル姿で分けてもらおっと!
3人はあなたの腹痛を信じてる見たいだが俺はちょっと気に触っていた……
校門を抜けると……
クラスの女子
あっ!おはようございます!王子様!!
とクラスの女子達(噂で聞いたことがあるが…王子防衛隊というグループらしい……)が一斉に俺達を取り囲んだ
手越祐也
手越祐也
おはよう!可愛いガール達〜!!
クラスの女子
きゃぁ〜!!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
王子って…俺ら一般人なんだけど……
クラスの女子
朝から加藤様のツッコミが……光栄です!
小山慶一郎
小山慶一郎
……囲まれると進めないからね〜
ちょっと道どけてね?
それと…他の人も歩くんだから…あまり邪魔にならないようにね?
クラスの女子
はぁ…小山様…周りの人(ゴミ共)にも気を遣うとは……心がお広い…
了解です!
増田貴久
増田貴久
………てか朝からうるさすぎだから…
クラスの女子
はっ……増田様のクールぶり……もぉクール通り越して…闇の帝王!
クラスの女子は俺らを取り囲み騒ぎ立てる……
そして1人のリーダー格のような女の子が…
クラスの女子
そう言えば…何時も連れ歩いてるあの
うる…あっ…口滑った……←小声
女の子はどうしたんですの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
今日は腹痛で休みだよ
クラスの女子
そうなんですね!
増田貴久
増田貴久
…………ちょっと四人だけで話したいことあるから…いいかな?
まっすーも察したのか…女の子にそう話をつけ引いてもらった…
増田貴久
増田貴久
…さっきの女の子のあの言い方からして……あの子達あなたを虐めてるよ……
小山慶一郎
小山慶一郎
えっ……いじめなんて酷い…
手越祐也
手越祐也
そんなこと言ってる場合じゃないよ!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
こうなったらどうにかするしかないね……
そして俺達は昼休みにある行動に出た

プリ小説オーディオドラマ