この唄よ、響き渡れ。
「じゃあ行ってくるね、お母さん ニコッ」
「うん、そうだね ありがとう、お母さん」
「うん、立派なお医者さんになれるように私頑張るね、!」
何も感じない。いつも偽物の笑顔を貼り付けて、操り人形みたいに過ごす日々。
私がなにかもわからなくなって。
消えたい、そう思っていたけど。
奏 「この曲で、まふゆを救えなかったとしても、いつか絶対に、救ってみせる」
瑞希「逃げても、いいんだよ」
絵名「ふざけんじゃないわよ、!消えるなんて、私が絶対に許さない!」
今は救おうとしてくれる、寄り添って共感してくれる、怒ってくれる、そんな人がいる。
だから__
だから、私はニーゴのみんなと一緒にいたい。
「まふゆ、何を言っているかわからないの?まふゆはよくわからないネットの子にたぶらかされて、自分の夢から遠ざかっているのよ?
音楽なんて人生に必要のないことで、、!」
でも。今のままだとお母さんに私の思いは届かない。
なら__私は奏達が私にくれたものを、みんなが私に届けてくれた「音楽」を、
この胸に響かせて。私の想いを唄に乗せて、渡らせてみせる。
「この唄よ、響き渡れ。」
雪花咲亜ちゃんのネタ提供からの小説です!
ー 1,169文字
favorite3
grade4
update 2023/08/27