おはよう
おはよ
まぶたを少し上げて私に挨拶をしてくれた。
昨日、遊びに来て帰ろうとした頃には思った以上に遅い時間だったため泊まらせてもらった。あの客間で。
そして、そっと、まんずの部屋へ入ると、そっと瞳が私を見つめた。
早起きだね
いや、今何時だと思って言ってるの?
8時くらい?
いや、今もう11時よ
え、ええ?笑
熟睡してて癒されたよ笑
いや、あなただけ癒されてるのって
…??
なんかずるくない??
起きない方が悪い笑
なんか、揺するとかして欲しかった
つんつんしたよ
ほんと?いや、してない絶対
しましたー
んーー、次は絶対先に起きるから
次とか…笑
え?また泊まりに来るでしょ?
いや、先輩方に迷惑じゃ…
それも、そっか…
だから
次はこの部屋で寝れば良いことじゃない?
だから、もう遅い時間までいるのは止めると言おうとすると、遮って私に言ってきた。
へ?
あ、いや、その、
慌てなくていいよ笑
やましい事とかじゃないからね?!
わかってるって笑
ほんとに
わかったから笑
こんな、会話でさいも私の心を癒してくれるのであった。
また、誘うね
うん、待ってる
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。