「杏瑠ー!帰るべー!」
「あ、うん!!」
中学1、2年の頃はこんな感じだったのになぁ
付き合い始めて3年目からは、蓮稀くん冷たくなっちゃった。
話しかけても無視してくるか、無理しか言ってくれない。
こんな日が毎日毎日続いたんだ。。。
その度に親友の寧來(ねいら)に甘えちゃって、申し訳なかった。。。
でも、でも!!
中学三年の杏瑠の誕生日の日、蓮稀くん覚えてくれてなくて。。
限界がピークに達して別れを告げた。。。。。
その日の夜は泣きじゃくった。
体の水分が無くなるんじゃないかってぐらい
ベッドのシーツは涙ですんごい濡れてて、、、
最悪な誕生日になっちゃった。。
杏瑠ね?まだ、情けないけど好きなの。蓮稀くんが、
目で追っちゃうの。嫌いなはずなのに大嫌いなはずなのに!
でも、、こんな生活なんて送りたくない、
その考えが今の杏瑠を作った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。