第10話

Ten
1,011
2019/01/04 00:37
部活が終わって、家に帰った。










帰るときに、



亜嵐
今日から帰りひとりなんだよなー
メンディー
あなたちゃんは…?あ、俺もひとりだから、一緒帰ろ!
亜嵐
おう、




















早く切り替えないと。





























いろいろあって疲れたから、






何もしないですぐ寝た。




























亜嵐
ん…








朝起きたら、いつもと違う感覚だった。











体がだるくて、


うまく動けない。











亜嵐
…最悪…熱あるし…






熱を測ったら、まぁまぁ高熱で、びっくりした。












そして、スマホを手に取ると…















亜嵐
…なんでこのタイミンクで電話くんだよ。






しかも、相手は、


 


あなた。













亜嵐
仕方ないな…。








通話ボタンを押した。









亜嵐
もしもし?
あなた

あ、亜嵐!やっと出た!

亜嵐
…どうした?
あなた

あー、えっとね、今日から涼太くんと登下校するから、

亜嵐
わかった









予想通りだった。











あなた

ちょっと!まだ話終わってないよ!

亜嵐
朝から元気だな、
あなた

いつもの事じゃん!

亜嵐
そう?




いつまでも、この時間が続けばいいのに。










あなた

でさー、昨日送ったの、見た?

亜嵐
え?
あなた

やっぱり…。家帰ってから連絡したのに全然既読つかないから

亜嵐
昨日はすぐ寝たから。
あなた

…大丈夫?

亜嵐
…なにが、
あなた

風邪?熱?







こういう所は勘がいいんだよな、昔から。




















亜嵐
…うん。熱。
あなた

何度?

亜嵐
そんなに高くないから、
あなた

嘘だ。

亜嵐
え?
あなた

だって、…











その時、通話が急に終わった。















いつもだったら、すぐ家に飛び込んで来るけど、







そうじゃないってことは…

















亜嵐
嫌な予感がする。







でも、ほんとに体が言うことを聞かなくて、









また寝た。







































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