第12話

Twelve
1,005
2019/01/04 00:37





その日は学校を休んだけど、






あなたのパワーもあったからか、


次の日には元気になってた。
















ぼっち登校は流石に嫌だから、





メンディーに連絡した。








メンディー
おはよー
亜嵐
はよ
メンディー
挨拶ぐらいちゃんとしろよー
亜嵐
うす
メンディー
はぁ…まぁいいけど…




やっぱ友達っていいな。








メンディー
じゃ、また放課後な
亜嵐
おー









メンディーと別れて教室に入った。













涼太
亜嵐くん、
亜嵐
…な、なに?
涼太
昨日、亜嵐くん家にあなた来たでしょ
亜嵐
…来てないけど



何か言っちゃいけない気がして、




嘘をついた。








涼太
へー、じゃあ、なんであなた風邪ひいたの?
亜嵐
…なにそれ
涼太
知らないの?幼馴染みなのに?
亜嵐
はあ?
涼太
知ってんだよ、全部。
亜嵐
だから、なんの話だよ
涼太
昨日の放課後、









涼太は話してくれた。














放課後、デートをする約束をしてて、







待ち合わせ場所で待ってたら、





あなたが俺ん家の方向から来たらしい。









聞いたら、俺の家によってから来たって。










亜嵐
じゃあ、謝っておくよ、あなたに。
涼太
まず俺に謝ってよ
亜嵐
…え…?
涼太
人の彼女持て余して風邪移してごめんって
亜嵐
…涼太、なんかお前変だよ?
涼太
なにがだよ、












ほんとにおかしい。





変だよ。















早く、放課後になってほしい。










あなたに会いたい。

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