今日もまた俺の家で勉強…
光希がいるから少しは楽しいけど。
光希まだ来ないし…ココアでも飲んで
待ってるか…寒いし。
ココアこれでラストか…
コーヒーはあるけど俺苦いの苦手だしな…
母さんからもらったやつ。
光希コーヒー飲めっかな?
飲めるならコーヒー出すか。
俺がココア飲んでたら馬鹿にされそう。
え!?甘いの好きなの?
女子みたいw
って。
あいつよく俺の事馬鹿にするように
なったからな。
ミニスカにタイツとか寒くないのかよ…
俺だったら死んでるわ。
そんな怒るもんなのか…?
まぁ…相手が愛華だったら殴られてたな。
光希の場合頭叩いてきたけど。
けど反応可愛かったな…
なーんてw
あ…
そういやコーヒー。
あいつか…
あいつはなんでも話すからな…
俺の嫌なとこまで似やがって。
…コーヒー入れるか……
そんな飲みたかったのかよ…
…こいつ変な所でこだわるよな。
いつもならすぐ聞き入れてくれんのに。
勉強か~…
というか、こいつが俺の家に来る理由って
勉強しかないよな。
もっとほかの理由でこいつと会いてぇのに。
拗ねるタイミング掴めねぇな~…
俺お前にこういうことやれてなかったしな。
彼氏らしいこととか。
抱きしめることすらやってなかったけど…
手も繋いだことない。
けど…
光希、お前はこういうの好きだろ。
こいつこんな力弱いんだな。
俺を押す力…めっちゃ女の子って感じ。
_光希Ver.__
たしかにココア飲みたいって言ったのは
私だけど…
口移ししてほしいなんて1度も言ってない…!!
それに私たち…
手すら繋いだことないのにッ…
慣れてるってことは…
いろんな女の子にこういうことやってたの…?
……私が最初じゃ_
ほんとなんなの…
けど…私が初めてなんだッ……
なんだか
すごく
嬉しいなッ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!