ふ と 、 目 を 覚 ま す と
そ こ は も う
降 り る バ ス 停 の 近 く で 、
ボ タ ン を 押 し た 。
「 ○ ○ 前 停 車 し ま す 。 」
機 械 の よ う な 声 が 流 れ た 。
────────
家 に 帰 り 着 く と 、
○ ○ と 電 話 す る の が 日 課 。
け ど 、 今 日 は も う 遅 い か ら
迷 惑 か な 。
な ん て 思 い な が ら 、
某 メ ー ル ア プ リ を 開 く 。
T o b e c o n t i n u e d .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!