第14話

# 14
1,434
2018/06/05 14:48
朝 が 来た 。


憂鬱 な 色 の 空 。


雨 降るのかな 。
あなた

はぁ …

朝 から ついてない …


昨日 、今日 の パン 買い忘れたし …


洗濯物 畳んで いなくて


今やってたら 、時間 ギリギリ で


駅 に 着いた 。
今 にでも


降り始めそうな 空 の 下 を 歩く 。
昨日 、大変 な 事 しちゃったな …


隼 に どんな 顔 して 会おう 。
きっと 、隼 は ちょっと ぎこちなく


" せ 、先輩 ~ ! "


なんて 、言ってくるのかな 。
小森 隼
先輩 ~!
おはようございま ~ す!
あれ 、いつも の 隼 。
あなた

おぉ!
隼 、おはよ ~ 。

平常心 。平常心 。と …
小森 隼
先輩 、朝 から
暗い 顔 して
どうしたんですか ~ ?
あなた

朝 から ついてないわ ~ 。

小森 隼
何か ありました?
あなた

お腹すいた …

小森 隼
え?
あなた

パン 買い忘れて
朝ご飯 食べてない ~ !

小森 隼
これ 、いります?
隼 が 出して 来たのは 手作り の おにぎり 。
あなた

自作!?

小森 隼
お母さん が 作って
置いてくれました!
あなた

いいなぁ ~ 。

私 と お母さん が 会う 事 は 滅多 に ない 。


置き手紙 で 会話 するだけ 。
小森 隼
食べてください!
俺 、あと一個 あります 。
あなた

じゃあ 、もらいま ~ す!

口 の 中 に 梅干し の 酸味 が 広がる 。


懐かしい 。


いつ食べただろうか 。


この味 。


コンビニ とかで 買って 食べたけど


お母さん の 味 が して どこか


私 は 、寂しさ を 感じた 。
あなた

美味しい …

小森 隼
よかった ~
あなた

うん!

美味しい 。
そんなこと を 言いつつ


学校 に 到着 。
あなた

じゃ 、また放課後 …!

小森 隼
先輩 、ごめんなさい!
俺 、今日 委員会 で …!
隼 委員会 やってるんだ 。
あなた

分かった!
じゃ 、またね 。

今日 は 1人かな …
なんとなく 過ごした 1 日 。


夏希 とも 前 みたいに 話してない 。


お互い 気 を つかってる 。
あなた

はぁ …

ため息 も つきたくなるよ 。
白濱 亜嵐
どうした?
あなた

おっ 、亜嵐 クン …!

白濱 亜嵐
よっ
あなた

よ、よっ!

亜嵐 クン は 前 に 座って こちら を 見た 。
白濱 亜嵐
夏希 と 上手く 
いってないの?
あなた

う ~ ん 。
前 みたいに 喋れなく
なっちゃった 的な …

白濱 亜嵐
お互い 気使ってる 。
あなた

うん …

白濱 亜嵐
辛い …?
あなた

うん …
辛いかも …

私 は 自分 の 机 に 伏せた 。
白濱 亜嵐
俺 が 相手 してあげるよ 。
亜嵐 クン は 私 の 手 を 握った 。
あなた

え …/////

白濱 亜嵐
隼 じゃ なくて ごめん 。
だけど 、隼 ばっかに
いい思い して欲しくないし ~
亜嵐 クン に 言われると


ちょっと 恥ずかしくなる 。
あなた

別に 、隼 が どうとかないから!

白濱 亜嵐
そうなの …?
あなた

うん …

白濱 亜嵐
よかった …
あなた

ありがとう

白濱 亜嵐
いよいよ ~ !
昼休み に なると ぼっち … かな 。
夏希 は 新しい 友達 作ってるし …


私 、こういうの 嫌い だから 。
あなた

よし…

パン 買いに行こ …
階段 を 降りて 売店 に 行く 。
あなた

おばちゃん …!
よろしく …!

売店 の オバチャン
はいよ ~ 。
230 円 です 。
あなた

はい …

売店 の オバチャン
ありがとう!
いちごパン 。


アレから 病みつき に なっちゃった 。


買いすぎて 私 の ため に


おばちゃん が 残して くれてる 。
一人 悲しく 食べた 。


本当 、ついてない 。
下校 の 時刻 。


突然 の 雨 。
あなた

やば …

驚くほど 、降っている 。
ちょっと 、教室 で 待機 してよ 。
5分 …


10分 …


と 、待ち続けても 一向 に 雨 は


止む 様子 が ない 。
あなた

もういいや …

このまま 帰っちゃえ …!
そう言って 玄関 に 向かう 。


靴 を 履いて 出る 。
大粒 で 大量 の 雨 が 私 に 降り注ぐ 。


容赦なく 。
あなた

こりゃ 、風邪 ひちゃう 。

今 、雨宿り 出来る ところ が ないから


歩いて 、探す 。


すると 、バス停 みたいな ところ に 来た 。
あなた

ここにしよ …

タオル を 取り出そう と すると


それらしき 布 は 見つからない 。


あ 、今日 洗濯物 したばっかだ …


やな 日 …
椅子 に 座って 寒さ に 耐えた 。


時間 が 経つにつれて


多少 の 乾き は あるが 体温 は


奪われていく ばっか 。
あなた

寒い …

もう 、目 が 開かない 。


助けて ────────











白濱 亜嵐
あなた !?
そこに 現れたのは 亜嵐 クン 。
あなた

あ … 亜嵐 クン …

白濱 亜嵐
ちょっ!
大丈夫 か!?
傘 刺さずに 歩いてた?
あなた

(( コクリ ))

白濱 亜嵐
ほんっと 、馬鹿 。
絶対 、熱あるし 。
とりあえず 、俺んち 行こ。
あなた

ごめん …

私 は 言われるがまま 。
亜嵐 クン と 至近距離 の 相合傘 。


ドキドキ する …


熱 上がっちゃいそう 。

プリ小説オーディオドラマ