亜嵐 クン が 来てくれなかったら
私 、どうなってた だろうな 。
歩き ながら 、気 を 使ってくれている 。
徒歩 、5分 くらいで 亜嵐 クン の 家 に ───
デカっ …
豪邸 じゃん …!
玄関 は 広く 、その 奥 には
リビング に 繋がる 廊下 。
それも 、長い 。
私 は 、歩く だけでも 辛く
階段 の 手すり が 唯一 の 助け 。
亜嵐 クン が 私 の 手 を 握った 。
ドキドキ して いる 。
手 から 鼓動 が 伝わっちゃう …
熱 上がっちゃうよ …
亜嵐 クン の 部屋 に 来た 。
亜嵐 クン は 私 の 目の前 で 言う 。
最後 の 不意打ち の 笑 は ────
5分 くらい 待ってたら
亜嵐 クン かな …?
階段 を 登ってきた 。
薄ら 目 を 開くと
" ガチャ … "
違う 男性 。
亜嵐 クン が 駆け上がってくる 。
龍友 クン …!?
誰 …?
怖い人 …
だと 、思った 。
でも 、笑った顔 が すごい 可愛かった 。
可愛いなぁ 。
必死 で こなそうと する 亜嵐 クン 。
ちょっと 、体 も 楽 に なったかな …?
すると
" コンコンコン … "
ほんとだ …
ちょっと 、関西 入ってる 。
どう 受け答え していいか
分からない 。
龍友 サン の 顔 は 驚いてる 。
すると 、亜嵐 クン が お粥 を
持って 、入ってきた 。
楽しい 。
亜嵐 クン こんな いい お兄ちゃん
持ってて 、幸せ だろうなぁ 。
体 も 楽 になった 。
熱 も どっか 吹っ飛んだ 。
手作の お粥 。
口 の 中 に 入れた 。
甘くて 美味しい 。
亜嵐 クン は 顔 を 若干 、赤らめた 。
行動 も 言動 も キュンキュン しちゃう 。
上目遣い 亜嵐 。
亜嵐 クン が ベッド に 頭 を 乗せる 。
私 の 借りた タオル で 拭いてあげた 。
亜嵐 クン こんな 可愛い 一面 あるなんて
知らなかったなぁ 。
これから 、どんどん 見つけていこ 。
亜嵐 クン の いいところ ─────
数原 龍友 ✔
入れてみました …!
関西弁 ちょっと 変 かも
しれないけど お気になさらず …!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。