第16話

# 16
1,444
2018/06/07 08:46
熱 も 引いて


もう 、 家 に 帰れそう 。
あなた

じゃ 、私 帰るね …!
お世話 に なりました ~ !

白濱 亜嵐
もう 、大丈夫 なの ?
あなた

うん …!

白濱 亜嵐
そっか 。
なら 、玄関 まで
送っていくよ 。
あなた

ありがとう !

雨 は すっかりやんだ 。
窓 から 見える 空 は 青空 で


さっき と 同じ 空 とは 思えなかった 。
あなた

じゃ …!
また明日ね 。

白濱 亜嵐
うん 。
また 、あした !
龍友 クン
あなた チャ ~ ン !
と 、龍友 サン が 廊下 から 飛び出してきた 。
あなた

お 、龍友 サン …?
どうしました?

白濱 亜嵐
ちょっと 、龍友 クン …!
龍友 クン
もう 、帰るん ~ ?
寂しい ~ な ~ !
あなた

はい …!
熱 も 引いたみたいで!

龍友 クン
あ 、そか!
それは 、良かったなぁ!
次 は 元気 な 体 で
遊び に 来てな 。
あなた

あ 、はい!
また 、来たいです!

白濱 亜嵐
また 、来てね 。
あなた

うん!

白濱 亜嵐
じゃ
龍友 クン
またなぁ ~!
あなた

は ~ い!

外 に 出た 。


楽しい お兄ちゃん だなぁ ~ !


羨ましいよ ~ 。


また 、来てね って …!


亜嵐 クン の 家 に また 行けるんだよね …!


楽しみだな 。ほんと 。
空 には 青空 の 中 に 綺麗 な 


7色 の 橋 が かかっていた 。
あなた

あ 、虹 …!
写真 と …

携帯 を 取り出して 撮った 。


綺麗 だな ~ 。


あ 、そだ 。


隼 に 送って あげよ っと 。


送信 っと …!



あなた

よし …!

雨上がり は ジメジメ していて


嫌い だったけど


今 は 気持ち が すごい 楽 …!


楽しい 思い させてもらった からかな 。



" ピロン …! "




あなた

隼 からだ …!

隼 も 撮ってたんだ …!
虹 じゃ ないけど … 笑
あなた

綺麗 …

小森 隼
先輩 …?
後ろから ─────
あなた

え …?

小森 隼
先輩 何してるんですか?
あなた

今 、帰り道 …!

小森 隼
遅くないですか?
あなた

ちょっとね ~ 。

小森 隼
なんですかぁ ~ ?
隼 は 片手 に 買い物 袋 を 持って


走ってくる 。
あなた

熱 出ちゃって …!
亜嵐 クン の 家 に いさせて
もらってたの …!

小森 隼
そうなんですか …
ちょっと 、落ち込んでる 。


少し だけ 、悪いこと しちゃう 。
あなた

楽しかったな …

小森 隼
 えっ…
あなた

ん?

小森 隼
先輩 って 俺 と いる時 と
亜嵐 先輩 と いる時 どっちが
好きですか?
隼 は 私 の 前 に 来て 話す 。
あなた

そ 、そんなの
どっちもだよ ~ !

自分 で 仕掛けておいて 馬鹿だ …
小森 隼
俺 と いる時
楽しいですか …?
あなた

うん 。楽しいよ!
後輩 と こんなに 仲良く
話したこと ないし …
もう 、楽しすぎ … !?





" ギュッ … "





あなた

隼 …?

小森 隼
俺 、こんなこと
したくないですけど …
先輩 が 悪いですから 。
そう言って


隼 は 私 の 唇 に 触れた 。
あなた

… !?

私 は とっさ に 押してしまってて 、


隼 から 少し 、避けていた 。
小森 隼
先輩 …!
あなた

隼 、ごめん …
びっくり して 。

体温 が 上昇 する 。


今まで よりも 暑く 。


でも …


こんな 関係 で したくなかった 。


今 の 思い 。
小森 隼
ごめんなさ …
あなた

ごめん!
私 、帰るね …!
ご飯 作らなきゃ だし …

小森 隼
そうですね …!
でわ 、ここで 。
あなた

うん …

隼 は くるっと 向いて 歩いていった 。
心臓 やばい …
まだ 、ドキドキ 止まらない 。


なんで …


こんな 関係 では 嫌だったのに …


どこか 、嬉しさ を 感じた 。
隼 の 唇 柔らかかった …/////


なんて 、思い出すと 頬 が 緩む …


キス しちゃったんだよ …!


私 !?


夢 見てるのかな …
また 、熱 出たかな …


すごい 、胸 も 苦しくて 暑い ────

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