今日も机の中は、ゴミだらけ。
奏にバレるのがやだのか、見えない所にばっか、何かをしてくる。
私は、ゴミを持ってきた袋に入れて、綺麗にした。
こんなことでくじけない。
その後、私は、何事も無かったように座った。
そして、一時間目。
体育の授業だ。
私は、着替えようと自分のロッカーに取りに行った。
けど、無くなっていた。
誰がやったか?
そんなの分かりきっていることだ。
どうせ、また、アイツらだ。
こんなことして、何が楽しんだか。
そんなことどうでもいいか。
私は、先生に言いにいった。
『体操着が朝は、あったのに無くなってました。』
アイツらが笑っている。
アイツらは、私がこう言うと最初から思ってたんだろう。
だが、私は、そんな都合よくない。
先生が何か言おうとした時、私は言った。
『ごめんなさい。冗談です。本当は、忘れただけです。』
私がそう言うと、先生は、ほっとしたような顔をしていた。
私は、見学してて、と言われたのを無視して、サボった。
最近、結構サボってるな。
屋上で横になりながら思った。
太陽が眩しい。
その時、私は、驚いて起き上がった。
太陽の近くに誰かいた。
確かにいた。
誰だ?
私は、気になった。
その時、声がした。
『ぼくだよ。』
また、この声。
何故か、私にだけ聞こえる声。
私は、誰も殺さないって言ってるのに。
しつこいな。
私は、そう思った。
すると、『しつこい?』と聞いてきた。
何で分かったんだ?
まさか、心が読めるとか?
ありえないよな。
そんな事ない。
私は、何も返事をしなかった。
そして、私は、いつの間にか、眠ってしまっていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。