第15話

二つの関係
204
2018/08/01 11:12
私が起きた時は、八時を過ぎていた。














私は、急いで準備をして学校へ向かった。














奏には、先に行ってもらった。















奏まで遅れてしまうから。













学校へ着くと、教室へ向かった。













今日は静かだ。













いつもうるさいのに。













私は、入ろうか入らないでサボろうか迷った。












その時、奏が扉を開けた。













そして、言った。











『先生!乙坂さん来ました。』











その後に私の耳元で言った。












『具合が悪くて遅れてくることにしてあるから。』










そして、奏は自席に戻って行った。













『遅れてすみませんでした。』












私は謝っておいた。












『事情は聞いてる。大丈夫だから座っていい。』













そう言われて、私は自席に座った。












でも、何で私が居るって分かったんだろう。













少し疑問に思った。











でも、まぁどうでもいいか。















『もう一度、今の話をする。静かに聞け。』













なんの話だろうか。


















担任の先生は、泣かないって有名なのに、今日は泣きそうな目をしている。











そんな表情を見るのは二回目だっけ。









担任の先生は、ため息を一度つき、言い始めた。











『今日の朝、○○さんと○○さんと○○さんの三人が亡くなくなった。自殺だったらしい。何か知ってることがあれば教えに来てくれ。以上だ。』







言い終わると、教室を出て行った。









だから静かだったのか。














でも、あの三人が自殺する理由がよく分からない。














何か引っかかるような気がする。












前の時も三人だった気がする。












もしかして関係があるのかな。













それに、どちらも自殺じゃない気がする。












本当は他殺なんじゃないかと私は思った。











そして、私が奏に話しかけようとした時、奏が急に倒れた。












私はすぐに近寄った。













そして、奏を何度も呼び続けた。














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