私はいつもの様にお菓子を食べていた
太らないのかって?
残念ながらこのお菓子はカロリーが0なんだ
だからいくら食べても太らないのだ
最高だろう
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また人の気配がする
4人…って昨日の4人か
あの子は…パンを落としていってるな
馬鹿な子だここら辺の森に住んでる鳥は
飢えているからな
食べ物ならなんでも食べる雑食系になってしまったのだ
生憎私の家は人間以外は食べても美味しくないのだ
だから鳥達にも狙われない
とか考えている矢先
やっぱりだ鳥たちがパンを食べに行った
それと同時に大人2人は…帰った…ん?
1人いないぞ
女の方がいない
さては…鳥達に食われたか?
その間に男の方は心配そうに後ろを見ながら走っていった…
…人間はよく分からんな
子供を置いてくわ連れを置いていくわ
本当によく分からない生物だ
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おっと…寝てしまっていたようだ
起きるとしよう
…?家の1部がない
まさか
私は窓から外を見た
すると子供二人が私の家を爆食いしていた
…さっきの2人か?
それにしても人の家を食べるなんて
許せん
少しお仕置きをしても神様は許してくれるだろう
よし
2人は喜んで中に入っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。