第3話

赤ずきん編3話
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2019/02/04 05:14
僕は彼女の後について行く


でも周りの足音が聞こえなくなった
…彼女を1人にさせるのは心配だ


でもそれよりも…嫌な予感がする
行かないと
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彼女より先におばあちゃんの家についた
だが中からは悲鳴があがる
窓から覗いてみると








狼がお婆さんを食べていた
丸呑みだろう
おおかみ
おい何やってるんだ
気づいた時には家の中に入っていた
誰だお前は
彼女…赤ずきんはもう少しで着いてしまう何とかしなくては
…答えないんだな
すると狼は僕を襲った


同じおおかみの僕を襲った
邪魔だからここにいろ
隣の部屋に投げられ鍵をかけられた
おおかみ
おい!出せ!
なんの目的か知らんがそこで大人しくしてろ
そう吐き捨てると狼はベットに潜り込んだ
と同時に赤ずきんが入ってきた
赤ずきん
赤ずきん
おばあさんどうしてそんなに大きな耳なの?
…それはね
赤ずきんはそこに寝ている狼に質問をしていた
そして
赤ずきん
赤ずきん
おばあさんどうしてそんなに大きな口なの?
それはね
お前を食べるためだよ
おおかみ
赤ずきん!
僕は必死に扉を叩いた


が遅かった彼女は狼に食べられてしまった
おおかみ
…!
ふぅ…食った食ったちょっと寝るかな
僕は何も出来なかった


大好きな彼女が目の前で食べられているのに


何も出来なかった
…そんな僕が今できることは1つ
ドン
扉を突き破り狼を襲った
…!お前何やってるんだ!降りろ!
おおかみ
ふざけるな!
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このやり取りは10分もやった


すると扉が開く音が聞こえた
狩人
…狼が2匹か
するとその人間は銃を向ける
そして
撃った
しかも僕の方に
おおかみ
う…
胸のあたりを撃ち抜かれた


でもまだ呼吸はできる


止まるのは時間の問題だろうが
そしてもう1匹の狼も撃った
そっちは完全に呼吸が止まってるようだ
すると人間はハサミで狼のお腹を切り


おばあさんと赤ずきんを取り出した
赤ずきん
赤ずきん
ありがとう狩人さん
おばあさん
ありがとうございます
すると何故か赤ずきんは僕の方へよってきた


少しじっと見つめた後
狩人
そのおおかみ息があるな
もう1発撃っとく…
赤ずきん
赤ずきん
ううん
赤ずきんは首を振った
赤ずきん
赤ずきん
おばあさん家においでよ!
遊ぼう!
そう言って赤ずきんとおばあさんは家を出ていき僕と狩人だけが残された
狩人
…やっぱり殺しておかないとな
おおかみ
最後の最後に彼女の笑顔が見られてよかった


僕は死んで完全にBADENDだろう


でも彼女の笑顔


それだけでHAPPYENDになれた


そんな気がした
狩人は銃を構えた
「ありがとう赤ずきん」


「悪役の僕もHAPPYENDしてくれて」
僕は静かに目を瞑った

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