私はお婆さんの姿になりりんごを持って白雪姫のもとへ行った
お婆さんを演じた
全力で演じた
白雪姫は喜んで受け取り1口かじった
すると
バタッ
白雪姫が倒れたのだ
私は叫んだが目を開けてくれない
すると中から7人の小人達が出てきた
白雪姫を心配するもの
白雪姫を運ぼうとするもの
でも全員の目は私に向いていた
私は耐えきれなくなってその場を離れた
すると斧を持った小人が3人ほど追いかけてきた
私は崖に追い詰められた
必死に訴えるがもう無駄だ
小人達は斧を振りかざした
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その後白雪姫は王子様にキスをしてもらい目覚めた
私が白雪姫にあげたりんごは毒りんごだったらしい
でも誰があのりんごを…
そしてあの声は誰のものだったのだろうか
でも鏡からの声と似ているような気もした
それは身近にいる人の声だった気がした
王様はニヤリと笑った
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私は悪役
BADENDを逃れられない運命なのだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!