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第1話

1話にして最終回「ヒョン体験」
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2019/08/20 00:32

🐢「……んん…」


眠王子の愛称で親しまれてる俺。
今日はオフだから尚更,愛称の通り遅く迄
眠っている。

遠い記憶で聴こえる子供達の声。
様子は全く見えない。夢だろうか…。

風景は真っ暗……。

あれ………。珍しく眠気が冷めていく…

? 「…〜ぃ…あははははは!」
? 「やめてよ!…ふぇ……うわぁぁあん」

あれ,俺こんなアラームセットしてたっけ…?

起きて時間を見ると昼の11:00。
もー、まだ全然寝れたのに。

音が聞こえてくるのはどうやらリビング。

どうせミニョガとかその辺が映画かなんか
大音量で見てんだろ。あの馬鹿がッ

🐢「…おーいうるせぇz…え。」

え。何この状況。カオス。

入って来たリビングの光景に言葉が出ない。
子供が数人。此処は保育所か…?
メンバーに顔が似た子供ばかりだ。
つかアイツらどこ行きあがった?

? 「わぁぁあん!!うぇぇぇえん!!」
🐢「き、君お家何処?」
? 「…グスッ…こ,こぉ…」

めっちゃジュホナに似てるなぁ。

いや待てよ?お家此処って…?



え。まさか…

🐢「え,ねぇ。名前何?」
? 「グスッ…グスッ…いじゅほん…」
🐢「俺の事知ってる?」
🐝「ッ…グスッ…ひょんおにひょ…」


………


マジで?

んじゃ、この横で煩いのって…

? 「ばぁぁぁあん!!」
🐢「ストップストップストップ…君ミニョク?」
? 「ひょおな!よッッ!おきんのおそいぃ!!うん?みにょだぞおお」

はい来た。ミニョガ。

どうやら俺以外皆はガキに成ったらしい。
…なんで。

と、取り敢えず、昨日の事を良く思い出してみよう…



















俺だけ帰ってすぐ寝たわ。

いやいやそれなら分かんねぇよw

🐢「何だこれ?」

ふと机を見てみる。
其処には6本の不思議な缶。中身は空っぽ。

酒…なのか?

急いで駆け寄って、見てみる。

🐢「エギ茶、子供に成れるのは1日のみ。成人につき1本。召し上がれ…って…まさか…」

これを、飲んだと。

🐰「ひょ、らーめんたべたい」

ショ/タウォノヒョン!!!!
筋肉が無くて更に可愛い……

🐢「もう11:30か…そうだね。作るね〜。
皆もラーメンで大丈夫?」
🐻🐰🐶🐹🐝🐺「うん!」

皆可愛いなぁ。今日は俺がヒョンか…。
いつもは年下組だけど、何か、新鮮。
![](1)


🐢「さてと、作りましょうか…」
🐹「ねえ、ひょおにひょ、おれてつだう」

この皆より一回り小さいのはキヒョナか?
小さくなってもオンマだな。

🐢「おう!有難う!」

ヘヘンと言わんばかりの笑顔。
はぁ。可愛い。

🐹「ひょぬひょっ!いねむりきんしっ!」
🐻「…ッ…すまん…」

小さく成ってもアッパ語w
ショヌヒョンツボだわ。

所で…チャンギュナはというと…

🐺「………」
🐢「…かッ可愛ええええええええ」

儚げなお目目で本を読んでらっしゃるうう可愛いッ可愛い可愛い可愛い

可愛いッ

🐺「…どうちましたか」
🐢「喋ったああああ」
🐺「…ひとでしゅかや」

1番年齢が下なのに頑張って敬語……泣

🐢「(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いk…)」
🐺「あのぉ…らめん…」

俺とした事が…
後ろから視線を感じて後ろを見れば

🐹「ひょん……?💢」
🐢「あっ、ご、ご、ご、御免ね!」



やっとこさ、ラーメンを作る事に。
何時もなら俺は御飯を作ってもらう側だけど
今日は作る側。
器用で煩いキヒョナに作らせてたからチビキヒョンが少し不器用なのが又可愛い。

🐹「あっ!ひょ!て、あぶない」
🐢「ん?え、あっ」

一生懸命具材を切る可愛いチビキヒョンに見とれてると
俺が手を切りそうになってしまっていた。

🐹「ばんしょこ…ばんしょこ…」
🐢「大丈夫大丈夫。切る手前で止めれたから笑 有難な。」

心配性な所もこの頃からなのか…。


なんとか手も切らず、料理が終了した。
泣かされてグズった後に又ミニョガと遊んでいたジュホナもミニョクを連れて此方にやって来た。
テレビを見ていたウォノヒョンもいつも使ってる
お箸を出して待っている。
さっき迄居眠りをしていたショヌヒョンも、本能なのか
匂いに釣られて此方にやって来た。
チャンギュナはというと届かない所に在るコップに
頑張って手を伸ばしている。

🐢「ははっ。有難、ギュナ。」
🐺「いいでしゅよ、ぼくがとりましゅから」
🐢「おっ、お兄さんだね!椅子なら向こうに有るよー」

ハッとした表情をしたギュナ。
お兄さんお兄さんしたいんだなと思うと迚可愛い。






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「「「「「いただきまあす」」」」」

声と手を合わせて御飯の前の御挨拶。
モグモグと皆、口で食材を頬張る。

🐰「おいし!」
🐹「やったね、ひょん!」
🐢「おう!そうだな!キヒョナもよく頑張ってくれたよ。」

えへへ と目を糸にして照れたように笑ってる。

🐻「これは…うどんか?」

ズコオオオオオオ

🐶「しょ、しょぬひょ、らぁめん!らぁめん!」

そうやって指を差して確りと教育してあげるミニョガは
爆笑してる。
小さくなったショヌヒョンもボーとしてて可愛い。

🐹「めんま、わすれちゃたもんね…」

其処に落ち込む?!って所で落ち込んでいるチビキヒョンには確り、

🐢「でも、キヒョナが切ったネギもナルトもちゃんと入ってるじゃん」

とフォローを入れてあげる。
すると直ぐに嬉しそうな顔に戻ってラーメンを啜る。

🐰「きひょ、おいしよお!」

うんうん。ホントに頑張って作ってくれた。
皆がキヒョナを賞賛するから、

🐹「なんか、はじゅかしッ…」

と顔を真っ赤にしてしまって小さな手で顔を隠してしまった。
まさにハムスター。
皆が笑ってその様子をからかってる中で「ありがと」と小さく呟いたのを俺は知ってるよ。

🐝「はあ、おなかいっぱい」
🐺「ひょ、おとれいしょにほんよみましょ」
🐝「ええ、おれほんはにがて…けど…おにいちゃ、だか、ら…いいよ!」
🐶「えーじゅほなそっちであそぶのー」
🐝「うん!」
🐹「みにょおーてあいてるならあらいものてつだってえ」
🐶「んーえー…わかっ…たあ」

🐻「ほそが。」
🐰「んー?なにー?」
🐻「もうすぐはじまるぞ」
🐰「おおっと!わすれてたあ!」

よいしょ と言ってショヌヒョンの横に来たウォノヒョン。
テレビの前で2人して何を見るんだろ…

『あなたって人はっ…っ…私を置いて…っ…』

え、昼ドラ?!?!?!?!

🐻「かわいそうなおんなだな」
🐰「そうだねぇ…けどあのひともわるいよね…」
🐻「ああ、そうだったな」
🐰「てんばつってあるんだね…」
🐻「みたいだなあ」
🐰「おれ、おかしのばしょ、みんなしらないけど、しってるんだよね…」
🐻「っえ、ほんとうか?」

あれれ…天罰って在るんじゃないのか〜

🐢「君達〜、まだ3時じゃないよね〜?お菓子は3時だよ〜」
🐻🐰「ッ…!は、い」

俺はというと、

🐢「…いつもなら寝てるはずだけど、1日で切れてしまう効果なら起きてる方が得だよね」

そして何よりも、可愛い。














キヒョン達が洗い物をしてて、年長組2人が昼ドラを見てて、年下組が本を読んでる中、俺は少しの欲を胸に、
机に置いてあった缶と同じものを探し始めてた。





















🐢「もうちょっと、もうちょっと此の儘で居て。」

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