第3話

あやとside
511
2018/11/27 03:51
女なんて…
そう思ってた

まぁ、今も大体の人はそう思ってる

でも、そう思わないやつが二人出来た
そんなの初めてだ


1人は長澤朱里
あいつは、しっかりしてて、女子力もあって
女子の鏡ってやつだな
別にそんなんで判断したわけじゃない
あいつは、外見で判断しない
ちゃんと話して、それから中身を知って判断する
俺は、世間一般で言うまあまあな金持ちだ。
それに釣られてやってくる女しか見た事ない
正直吐き気がするぐらいだ



もう1人は佐々木あなただ。
あいつも朱里と同じで
外見だけでは判断しない
怖がってはいたけど、言いたいことは
はっきり言えるやつだ
言いたいこと隠して周りの空気しか読んでねえ女より、全然いいだろ
それに、見ててほっとけない
ゆう
ゆう
あやとー
あやと
あやと
おん?
ゆう
ゆう
数学教えて〜
あやと
あやと
聞く相手間違ってる
ゆう
ゆう
www
じゃあ、一緒に勉強しよーよー
あやと
あやと
あー、それならいいよ
ゆう
ゆう
じゃあ、放課後〜!!
放課後か。
放課後になりそれなりにみんな帰り始めてる
ゆう
ゆう
あやと!
ここで勉強しよ!
あやと
あやと
おー
机を向かい合わせにさせてる
気づいたら2人だけになってた
ゆう
ゆう
これは〜……
んー、
ゆう
ゆう
ねぇ、わかるー?
あやと
あやと
んー
ゆう
ゆう
きいてるー?
あやと
あやと

あ、わりい
ゆう
ゆう
もー!
俺はあなたの髪の毛にそっと手を伸ばす
ゆう
ゆう
…?
あやと
あやと
髪きれい……
ゆう
ゆう
あ、ありがとう
あなたは顔を赤らめた
俺はその瞬間胸が痛く
ドキッとした
それって、もしかして…



いや、まさかな
そんなはずないしな
でも、そうだったら
自分の気持ち伝えられるのかな……

プリ小説オーディオドラマ