シュル…
目を覚ますと見知らぬ天井が眼の前にあった
私はすぐさま起き上がり、マエルを睨みつけた
魔神族の情報???
何言ってるの?
スル…
彼は優しく私の手を撫で、掴むと
グイっと私の体は彼の方に倒れた
逃げようにもガッチリ腕を回されて逃げられなく私はただ彼の腕の中で、もがくことしか出来なかった
彼はそう言うと顔を近づけ私の耳元で
彼は私の腕を片手で強く掴んだ
私は痛みで涙目になりながら言った
ギリギリと彼は力を入れていく
私が痛みで泣き始めると力が少し弱くなった
彼は、ため息を吐くと掴んでいた腕から手を離した
私が泣いていると体が急に後ろに下がった
彼が私を押し倒したらしい
彼は笑いながら私の涙を拭った
彼がそう言うと痛みが消えた
彼が出ていった後私はすぐに魔界に戻った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。