放課後、部活の時間。
俺達サッカー部の練習中は必ずギャラリーがいる。
相手のボールを止めた海が、俺にパスする。
俺がシュートを決め、一旦休憩。
周りにいた女子達を避けて、あの人の元へ・・・
俺だけで良かったのに。
海は人懐っこくて、みんなに好かれる。
冷たいと言われる俺と海なら、絶対・・・
・・・この鈍感な先輩を振り向かせるのは難しい。
ほら(笑) あの海も苦戦してる(笑)
見てなかったなんて、知らんぷりはできませんよ?
だって俺がコール決めて、あなたを見た時
目が合いましたもんね。
俺を見てたんでしょ?知ってますよ?
という意味を込めて、先輩にほほ笑みかける。
赤くなって可愛い。独り占めしたい。
あなた先輩を振り向かせるのは、俺がいい。
いや。絶対振り向かせてみせる。
☆☆☆作者コーナー☆☆☆
クソガキーズというより、拓弥でしたねw
読者さんの推しって誰なんですかー?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。