先程の爆音が聞こえた方へと向かって言っている御一行。
それも徒歩で。
だが思っていたのとは裏腹に,辺りを行き交う人々は,こちらに怯えるのではなく,〝他の何か〟に怯えているようだった。
柚莉がそう呟くと,真がやってみよう!と発言した。
そして4人は,飛んでみようと試みる。
そして残りの2人も無事飛べるようになった。
そしてフワフワと不安定に浮遊しながら現場へ飛んでいくと…
そこには,騒ぎを起こして周りの建物を次々と壊している怪物が居た。
子供が避難できずに怪物に攻撃されそうだったので,ここでようやく()戦うことを決意した模様の御一行。
ただ……
そんな風に怪物()を無視して話していると,怪物()が攻撃を仕掛けてきた。
その怪物の攻撃に真が反射的に殴りを入れた。
これが魔法少女()
怪物が攻撃をくらい,フラフラと立ち上がった。
隼がそれに,トドメを刺すように魔法を打った。
その場で考えた即興の魔法()を打った隼。その魔法をモロに喰らい,怪物はそのまま倒れ,消えていった。
そして壊れた建物は元に戻り,この1件は無事に幕を閉じた。
この言葉に納得があまり言っていない真でもあった。
次話【チーム名…(゜д゜)ハッ】
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。