横を見ると真剣に黒板を移す夢野さん。
やっぱり、見た目のとうりに真面目で品がある子なのかな、。?
後ろの席にいるなーくんが小声で話しかけてくる。
授業中に話しかけられるのは、なんとなく嬉しい。
青春って感じするでしょ、?
四つ折りにされた紙を貰う。
「転校生の子、大丈夫そー?」という内容が書かれていた。
私は文面の内容がイマイチ分からなかった。
大丈夫とは、どういうことなのだろう、?
私は、分からないまま「大丈夫だよ」そう返した。
それと一緒に「なんで?」と問うと、「別に!なんでもないよ」そう返ってきた。
まぁ、なーくんがいいならいっか!((
昼休み~
昼休みになってすぐに隣の席から声が掛かった。
そう言い、彼女はおしとやかに笑った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!